【自動車業界徹底比較】7社それぞれの強み・弱みと将来性・自動運転への取り組みは?【企業分析】

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自動車会社7社を徹底比較します.
ダイハツはトヨタの子会社なので省略します.

それぞれの詳細はこちらから.
日産自動車
ホンダ
トヨタ
三菱自動車
マツダ
スバル
スズキ
こちらで書いた内容を簡易的にまとめて,各車の比較を行います.
以下を先に読んで,気になった企業のページを見に行くと良いと思います.

売上高

1位:トヨタ.27兆5971億円
2位:ホンダ.15兆3611億円
3位:日産.11兆7200億円
4位:スズキ.3兆7572億円
5位:マツダ.3兆4,740億円
6位:スバル.3兆3260億円
7位:三菱自動車.2兆1923億円

売上高はトヨタが圧勝です.また,マツダとスバルは最近いつも接戦なイメージですね.
これからトヨタ,ホンダ,日産が日本の3大自動車メーカー,スズキ,マツダ,スバル,三菱自動車が小規模自動車会社としてグループ分けすることができます.

営業利益

1位:トヨタ.1兆9943億円(7.2%)
2位:ホンダ.8355億円(5.4%)
3位:日産.7424億円(4.8%)
4位:スバル.4108億円(12.4%)
5位:スズキ.3741億円(10.0%)
6位:マツダ.1257億円(4.2%)
7位:三菱自動車.982億円(4.5%)

営業利益で比較した場合もトヨタが圧勝です.しかし,営業利益率で見た場合,メーカーの平均営業利益率が5%と言われている中,スバルとスズキが10%以上となっており,非常に効率の良い経営を行っていることが分かります.

販売台数

1位:トヨタ.938万台
2位:日産.577万台
3位:ホンダ.519万台
4位:スズキ.322万台
5位:マツダ.155万台
6位:三菱自動車.110万台
7位:スバル.106万台

ほぼこれは売上高と似たような順位になっています.スズキは軽自動車や小型車がメインですので,一台あたりの売上が少ないので,他の小規模自動車メーカーに比べて売り上げ台数がかなり多くなっていますね.

協力関係の様子

トヨタ→マツダ・スバル,スズキと業務提携
日産・三菱・ルノー連合.
ホンダ→GMと業務提携.

それぞれの強み

トヨタ

  • 世界中での販売力.日系1位の国は,日本,米国,オーストラリア,欧州,タイ,インドネシアと世界各国に渡る.
  • 資金力.営業利益を見ればわかりますが,世界の巨大自動車企業と対抗しうる稼ぐ力があります.
  • Toyota Research Institute.自動運転に全力投資しています.3000億円以上.
  • 全固体電池.リチウムイオン電池より性能の良い電池で,特許数No.1.2020年代前半での実用化に目処がついている.

日産

  • 中国市場に強い.日系で1位.シェアは5.6%も.今後5年間95億ドル投資し,トップ3を目指す.
  • メキシコにも強い.36万台販売しており,日本の58万台に数年で追いつく見通し.
  • EV車(リーフ)が強い.2018年上半期においてEV/PHV/PHEV販売台数ランキングでNo.1.世界中でのEV需要取り込み可能.

ホンダ

  • 全地域に分散した安定した収益基盤.主要な市場でほぼ日系第2位のシェアを占めています.中国は日産,ホンダ,トヨタの順番です.東南アジアでは,トヨタの次点につけています.
  • NBOXがバカ売れしています.トレンドを捉えた開発力があります.
  • 二輪事業を行っていること.新興国においてバイクでブランドイメージを気付き,新興国が経済的に豊かになってくればそのまま販売網を四輪車に応用できる点に強みがあります.
  • 四輪以外での尖った技術.ホンダジェットやアシモなどのブランドイメージ向上要素.
  • 二輪の電動化.2018に世界で初めて量産化に成功.

三菱自動車

  • タイ・インドネシア・フィリピンなどアジア地域に強い.日産・ルノー連合が三菱自動車を吸収した理由の一つです.
  • 四輪駆動やPHEV+SUVに強み.今人気のSUVにプラスして,今後必ず流行るPHEVを組み合わせた商品に昔から特化して力をいれています.PHEVアウトランダーはEV/PHVの世界販売台数ランキング2018年上半期11位に.
  • 三菱重工業などの三菱系列の技術力を手に入れられる

マツダ

  • 海外売上比率が高く,かつ,1つの地域に傾倒していない.海外での販売台数比率が自動車会社の中でもトップクラスです.
  • 内燃機関技術が世界トップ.ガソリンエンジンにおける圧縮着火の実用化に世界で初めて成功し,燃費性能を30%改善します.2019年市場投入.トヨタが提携した理由の一つでもあります.
  • デザインが格好良い.すみません,個人的な意見です.

スバル

  • アメリカでの安定した地位.世界第二位の巨大市場アメリカでシェア3.5%.
  • ブランド力の高さ.アイサイトをはじめとした安全性能が非常に高く,宣伝も上手で安全ならスバルというイメージがついている(そういう印象を持ったファンが一定数いる)
  • アイサイト.スバルがアイサイトを搭載したことによって,衝突被害軽減ブレーキの普及が一気に進みました.
  • 高い利益率.営業利益率12.4%超優良企業です.高い経営手腕.

スズキ

  • インド市場で異常に強い.インドシェア42.9%.インドは数年で日本を抜き,世界第三の市場になると言われており,ここでシェア第一位は強みです.2030年にインドで500万台販売目標を掲げる.
  • 二輪事業を行っていること.ホンダに同じ.
  • 軽自動車に特化し,コスト削減レベルが高い.昔から徹底したコストカットを実現しており,安価な小型車を作ることに関して右に出るものはいません.

それぞれの弱み

トヨタ

  • 中国市場の出遅れ.日系第三位と日産,ホンダに出遅れています.

日産

  • 全固体電池.日産はEVに強みがありますが,全固体電池の特許数はトヨタがNo.1であり,立場が危うい.
  • 日本,中国,北米,メキシコ以外での存在感のなさ.他地域では殆ど売れていません.
  • フレームSUV,ピックアップトラックが弱い

ホンダ

  • 四輪で目新しい技術がない.おそらくシェア1位になれない理由の一つです.

三菱自動車

  • SUV+PHEV以外にいまいち強みがないこと.
  • アジア地域以外のプレゼンスが低いこと.

マツダ

  • EV方面の技術が乏しい.トヨタとの提携で解消する予定ではある.
  • 資金力が乏しい.そのためEVではなく,エンジンに資金を集中して技術をとがらせているとは言えます.

スバル

  • アメリカ・日本以外での存在感のなさ.販売台数の70%がアメリカです.
  • EV関連の技術がない.トヨタとの提携で解消するか.
  • 自動運転では無人運転を目指さない.

スズキ

  • インドに偏重しすぎ
  • EV技術がない.トヨタとの協業で解消できるか.

自動運転への取り組み

  • トヨタ→TRI.3000億円以上投資.
  • 日産→日産・ルノー・三菱連合で今後5年で10億ドル以上投資.
  • ホンダ→googleを傘下に持つalphabetの自動運転研究開発子会社Waymoとの協業を検討.まだ検討です.注意.
  • 三菱自動車→日産に同じ.
  • マツダ→トヨタとの協業.
  • スバル→トヨタと提携するが,自動運転で無人運転は目指さない.
  • スズキ→トヨタと協業.

カーシェアリングやライドシェアへの取り組み

  • トヨタ→Uberとのライドシェアリングサービスに5億ドル投資.アメリカを重視.
  • 日産→中国の配車アプリ大手である滴滴出行と協業.中国を重視.
  • ホンダ→ライドシェアで東南アジアを牛耳るグラブと提携.カーシェアで中国のリサーチスターと提携.中国・東南アジア重視.

将来性

以上のことを踏まえた上での予想ですが,

  • トヨタ→まだまだ伸びる.世界で一番争いをしていく.
  • 日産→まだまだ伸びる.トヨタと双肩していくのでは.中国市場で圧倒的優位.
  • ホンダ→伸びるものの・・・.日産が成長し,トヨタ・日産が双璧となり,ホンダは少し下のグループに落ちるのでは.
  • 三菱自動車→伸びる要素があまりない.日産の完全子会社になるのでは.
  • マツダ→まだ伸びる.エンジン車の需要がなくなることはなく,その圧倒的な性能は強み.
  • スバル→今がピークでは.利益率維持は難しい.自動運転で無人運転を目指さないのはやめるべき.
  • スズキ→まだまだ伸びる.インドでのシェアが強すぎる.

勤務地

  • トヨタ:愛知県豊田市.研究者は新富士の場合も.自動運転関連は東京.
  • 日産:神奈川県厚木,横浜
  • ホンダ:技術系→栃木県.デザインや先進技術の研究→埼玉県和光市
  • 三菱自動車:愛知県岡崎市.デザインは東京本社.パワートレインの設計生産で京都滋賀岡山も.
  • マツダ:広島県広島市付近.R&Dの一部が横浜に,生産拠点の一部が山口に.
  • スバル:群馬県太田市.パワーユニット等の電気系開発が東京事業所
  • スズキ:全て静岡県.浜松市など.

まとめ

いかがだったでしょうか?
おおよその自動車業界のイメージがつかめたかと思います.個人的な意見がかなり入っているので,気になった点は人事やOBOGに質問して,納得できる会社を選びましょう.
なお,参考文献は以下のページ書いてありますので,そちらから参照してください.

より詳しく知りたい企業があればこちらからどうぞ.
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