【三井住友FG(三井住友銀行)の今後と将来性】高い収益性でMUFGを猛追【企業分析】

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三井住友FG(三井住友銀行)

3大メガバングの一角を成す三井住友FG.

就職先としてありなのかなしなのか見ていきましょう!

三井住友FG(三井住友銀行)とは?

創業:1912年
連結業務純益:1兆2038億円
従業員数:29192人(連結)
本社:東京千代田区

勤務地

採用区分が存在し,
総合職→全国各地
総合職(リテール)→全域型と地域型.地域型は関西圏か首都圏を選択可能,転勤無し.
ビジネスキャリア→首都圏,関西,東海から選択.転勤なし.
となっています.あとは担当する職務によっては勤務地が特定されることもありえます.

事業情報

以下のグラフは特記していない限り「統合報告書2018」より引用しています.
(エクセルは資料に基づき作成したオリジナルです.)

三井住友FGの連結業務損益推移は以下のようになっています.なお,単語が分からない場合は以下を参照してください.
銀行の経営指標の見方.業務粗利益,業務純益,経常利益,純利益とは? - AtoQ
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2015,6年度に少し低下しましたが,2017年度は盛り返し1兆2000億円を超えました.2015年度に大きく落ち込んだ要因としては,主に貸出金利の減少や有価証券利息の減少が響いています.低金利政策の影響ですね.一方で,2017年に盛り返したのはクレジットカード事業と海外ビジネスが堅調に推移しつつ,金利が底をつきはじめ,資金利益がプラスに転じたためです.これは全社的にこのような傾向がありますね.

また,当期純利益推移は以下のようになっています.
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概ね連結業務純益と同様の傾向を示しており,大きな営業外損益や特別損失がなかったことを示しています.強いてあげれば,特別損失として500億円程度を店舗移転や改革費用として2019年度までの分を前倒して計上しているので,来年度はもう少し改善する見込みです.

三井住友FG(三井住友銀行)は以下のような事業を行っており,その連結業務純益の構成比は以下のようになっています.
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全てが満遍なく構成されていることが分かりますね.

リテール事業

個人に対し,住宅ローン・貸出・資産運用・決済を提供する事業です.三井住友カードやセディナ,SMBCコンシューマーファイナンスが含まれています.運用商品の販売やクレジットカードビジネスが順調に推移しているおかげで,近年は増収増益となっています.貯蓄から資産運用の機運が日本においてもようやく高まりを見せてきており,三井住友銀行+SMBC日興証券のファンドラップ残高は確実に上昇しています.ファンドラップとは,比較的少額で,広範囲にわたる分散投資が可能な投資信託のことを指します.
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それでも日本はまだまだ投資よりも貯蓄の傾向があり,ここが伸びていく可能性は高いです.また,近年は決済の簡便化や店舗の低コスト化に力を入れています.

  • 貸出金・預金

リテール事業がすべてではありませんが,比率が高いので,ここで掲載します.貸出金・預金推移は以下のようになっています.
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貸出金は緩やかな増加傾向にあります.海外での預金も順調に上昇していますね.現在,73.9兆円の貸出金が存在しています.一方で,預金は増加傾向にあり,現在110.2兆円をゆうしています.中でも法人での伸びが顕著となっています.

ホールセール事業

企業に対して,金融サービスやM&Aコンサルを提供する事業です.マイナス金利の影響や,競争が激化していくなかで増収には至らなかったものの,増益を達成しています.M&Aアドバイザリー件数では国内1位を獲得しています.また,中堅・中小企業に対して強みがあるとされています.

国際事業

国内及び国外の大企業を対象として,グローバルでの金融サービスを提供する事業です.増収増益を記録しています.航空機関連ビジネスやプロジェクトファイナンスに強みがあります.2012年に5500億円で航空機リースを買収しており,現在では航空機リースで世界4位となっています.また,近年では外貨預金残高が順調に増加しており,今後も安定してグローバル活動を行う基盤を築いています.
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市場事業

金利,債権,為替,株式のセールス&トレーディングやトレジャリー業務を行う事業本部です.増収増益を達成しています.セールス&トレーディング収益が年々増加傾向にあり,2017年で2600億円から2019年に3250億円を実現する計画を立てています.

三井住友FG(三井住友銀行)の強み

  • 高い収益性

2017年度の経費率は60.9%となっており,メガバンクの中で最低を記録しています.店舗の経営合理化をいち早く行ってきた成果が出てきています.

  • リテール事業に強み

個人や中小企業向けのリテール事業に強みを有しています.投資までのスピードが早いと評されています.

  • プロジェクトファイナンス

世界3位となる地位を築いています.プロジェクトファイナンスとは,事業の予想収益をもとに借入が行われる融資業です.通常は担保として物品や不動産を入れるが,プロジェクトファイナンスに限っては,その事業の資産(将来得るものを含む)を担保としており,企業からの物品的担保はありません.

三井住友FG(三井住友銀行)の弱み

  • アジアでのプレゼンスが低い

アジアでの進出を重要経営方針として掲げているものの,MUFGに後れを取っています.インドネシアやミャンマー,香港,カンボジアに進出してはいるものの,成長が著しいタイやベトナムはMUFGが押さえています.

三井住友FG(三井住友銀行)の今後

今後の施策

三井住友FGは今後以下のような施策をとっていくようです.

  • 資産運用(中長期分散投資に焦点を当てた投資信託)
  • 店舗改革(グループの共同店舗,店舗再編,効率化)
  • キャッシュレス決済
  • 法人向けサービスの改善(金利収入から非金利収入への転換)
  • 海外ビジネス強化(航空機,米国貨車,プロジェクトファイナンスなど)
  • 徹底したコスト削減
  • アジアセントリック構想(アジアでのプレゼンス強化)

などを行っていくようです.

キーポイント

  • アジアセントリック構想(アジアでのプレゼンス強化)

現在はインドネシアに傾倒したアジア進出を行っていますが,今後はインドネシアに限らず他国にも進出し,成長機会を拡大させていくことが重要でしょう.

三井住友FG(三井住友銀行)は就職先としてあり?なし?

  • 勤務地

総合職→全国各地
総合職(リテール)→全域型と地域型.地域型は関西圏か首都圏を選択可能,転勤無し.
ビジネスキャリア→首都圏,関西,東海から選択.転勤なし.

  • 将来性

潰れることは絶対にない.収益性が非常に高く,効率的な経営を行っている印象です.MUFGに追いつくとすればみずほではなく住友ではないでしょうか?国内のリテール業務で培った強みを,海外に活かしていけるかで今後の成長度合いが異なってきます.最も早くデジタライゼーションが進み,店舗が省力化される.

  • 年収

810万円.収益力の高さから平均年収が他行に比べて高いです.

  • その他

銀行の中で語れば
関西で働きたい方orリテール業に興味がある方にはありかと思います.
もともと関西系であることから関西での就職口が大きいです.また,リテール業に強みを有しているので,リテールをやりたいのであればSMBCです.ただし,今後アジアでの事業拡大が見込まれるので,アジアでの,特にインドネシアへの転勤が大丈夫な方.

以上ご参考になれば.

他の企業はこちらから.
www.atoq.tokyo