【みずほFG(みずほ銀行)の今後と将来性】国内に張り巡らされたネットワークに強み【企業分析】

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株式会社みずほ銀行

3大メガバンクの一角をなす青の銀行

就職先としてありなのかなしなのか見ていきましょう!

みずほFG(みずほ銀行)とは?

創業:1999年(FG発足)
連結業務純益:4578億円
従業員数:60051人
本社:東京都千代田区

勤務地

基幹職(総合)⇒全国各地.ただしスタート特定である,グローバルコーポレートファイナンスコース,グローバルマーケッツ&アセットマネジメントコース,不動産ソリューションコース,年金アクチュアリーコースは職務の特性上,勤務地が東京や名古屋,大阪など大都市に限定されると推測できます.興味がある場合はOBOGに聞きましょう.
基幹職(専門)⇒エリア勤務を基本的に認めてくれる
特定職⇒首都圏,関西地区限定.転勤無し.

事業情報

以下のグラフは特記していない限り「統合報告書 2018」より引用しています.

みずほFG(みずほ銀行)の連結業務純益推移は以下のようになっています.なお,単語が分からない場合は以下を参照してください.
銀行の経営指標の見方.業務粗利益,業務純益,経常利益,純利益とは? - AtoQ
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近年で見れば連結業務純益は減少傾向にあります.2017年度は資金利益とその他の業利益が大幅に低下したため,前年度比2000億円低下という結果になってしまっています.具体的には,低金利政策による金利低下による利息悪化,債権業務の悪化が理由として挙げられます.全体の傾向としてもやはり低金利に伴う利息悪化が主な減収要因となっています.この低金利を抜け出せない限りみずほ銀行の収益悪化は進んでいきそうです.
一方で,当期純利益推移は以下のようになっています.
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こちらも近年で見れば,連結業務純益の低下に引きずられる形で緩やかな減少傾向にあります.しかし,政府保有株式の売却などによって株式利益があがっており,そこまで急激な悪化とはなっていません.

みずほFG(みずほ銀行)は以下のような業務を行っており,その営業純益(業務純益から事業本部間共同収益を除いたもの)構成比は以下のようになっています.
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大企業・金融・公共法人カンパニーとグローバルマーケッツカンパニーの2topであることが分かりますね.なお,カンパニー制に移行したのは前年度からなので,カンパニーの連結業務純益推移は前年度からしか比較できません.

リテール・事業法人カンパニー

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個人や中堅・中小企業に対し,住宅ローン・貸出・資産運用・決済を提供するカンパニー.一般の方たちが想像する銀行業務そのものを担当しているカンパニーがこちらになります.近年の傾向としては,低金利政策によって業務粗利益は7000億円程度あるにも関わらず,非常に低い業務純益となっています.貯蓄や貸出による利息益に見切りをつけ,資金運用手数料に焦点を当てていく方針を立てています.結果的に,証券の資産導入額はNo.1となっています.

  • 預金・貸出金

割合が多いのでここに記載します.貸出金・預金推移は以下のようになっています.
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貸出金は概ね横ばいに推移しています.国内,海外ともにほぼ増加しておらず,75.0兆円前後を推移しています.預金は増加傾向にあります.特に,一般法人の伸びが顕著であり,景気が良いことが分かります.内部留保と騒がれる理由が分かりますね.現在の預金は96.7兆円となっています.

大企業・金融・公共法人カンパニー

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貸出や決済,外国為替,M&Aコンサル,不動産などのサービス提供を行い,大企業・金融・公共法人をサポートするカンパニーです.近年の傾向としては業務純益は横ばいとなっていますが,こちらは業務粗利益が4300億円ですので,上記のリテール・事業法人カンパニーよりかなり効率の良い経営ができています.というのも,非金利収支(手数料など)が56%を占めており,金利に頼らない体制を築いているからです.業務純益からみれば,みずほの中核カンパニーです.特徴として,国内シンジケートローンブックランナー1位となっています.シンジケートローンとは,日本語では協調融資と呼称され,企業の大型の資金調達ニーズに対応して,単体金融機関ではリスクが大きすぎるために,複数金融機関が同一の融資条件で行う共同融資を指します.このシンジケートローンを取りまとめて企業と交渉する役目がブックランナーで主幹事とも呼ばれています.みずほはこの実績がNo.1なのです.

グローバルコーポレートカンパニー

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海外に進出する日系企業および非日系企業に対して,金融ビジネスを提供するカンパニーです.近年の傾向としては,業務純益は低下傾向にあります.これは中国経済の低迷や競争激化に依ります.外貨預金残高は近年ほぼ横ばいで推移しており,成長できていません.一方で,みずほがプレゼンスを発揮している領域としては米州社債引受ランキングで邦銀でNo.1となっています.これは米国市場でのプレゼンスを高めたいアジアや欧州企業のニーズに答えるためです.

グローバルマーケッツカンパニー

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金利,債権,為替,株式のセールス&トレーディングやトレジャリー業務を行うカンパニーです.近年の傾向としては,国内市場を中心に低金利政策に依ってセールス&トレーディング業務が伸び悩んだために大幅に減益となっています.ただし,減益となったとしても連結業務純益全体に占める割合は大きく,業務純益面から見た場合みずほの中核事業の一つです.特徴としてアジアのエマージング通過取引高を増加させていく予定やシステムをAI化する方針を打ち出しています.

アセットマネジメントカンパニー

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個人の資産運用や年金を取り扱うカンパニーです.近年の傾向としては規模は小さいものの,確実に成長を重ねています.みずほ自体はアセットマネジメントは銀行・信託・証券に次ぐ第四の柱と位置付けています.というのも,日本ではまだまだ資産運用の機運が高まりを見せ始めたばかりで,ほとんどが貯蓄に眠っており,資産運用額は今後増大していくと推測されているからです.また,残念ながら日本の公的年金が今後まともに機能すると予想する人は特に若年層では少ないので,今後企業年金が需要を増してきます.特徴として,確定拠出年金の加入者数は年々増加傾向にあり,2014年99.5万人であったのが,2017年117万人まで拡大しています.

みずほFG(みずほ銀行)の強み

  • 国内上場企業の7割をカバー

上場企業の7割をカバーしている手広さが強みです.また,日本のすべての都道府県に支店を有しているのはみずほだけであり,そこも特徴になります.

  • シンジケートローン引受額9年連続No.1
  • 米州社債引受ランキング邦銀1位,世界10位

邦銀で唯一トップ10入りを果たしており,米国の社債需要がアジアや欧州で高まりを見せた場合に強みを発揮できます.

みずほFG(みずほ銀行)の弱み

  • 経費率が高い

他行に比べて経費率がかなり高くなっています.今後,デジタル化を推進することで効率化を行っていく必要があります.

  • アジアでのプレゼンスの低さ

他行に比べてアジアでの存在感が少ないです.

みずほFG(みずほ銀行)の今後

今後の施策

  • 2021年度までに8000人,2024年までに14000人,2026年度までに19000人の人員削減(2017年度比)
  • 国内拠点を2021年度までに50拠点,2024年度までに100拠点削減(2017年度比)
  • 次期システムへの移行(現在行われている真っただ中ですね)
  • デジタルイノベーション
  • アセットマネジメントの成長

などを行っていくようです.

キーポイント

  • 次期システムへの移行(現在行われている真っただ中ですね)

「SI界のサクラダファミリア」と揶揄されるほど次期システムの移行がずれにずれこんでいたみずほ銀行ですが,ようやく今移行が行われていますね.もし今度システム障害が発生した場合には,信用に致命的なダメージを負いかねずみずほ銀行も非常に慎重になっています.何とか成功させてほしいところです.

みずほFG(みずほ銀行)は就職先としてあり?なし?

  • 勤務地

基幹職(総合)⇒全国各地.ただしスタート特定である,グローバルコーポレートファイナンスコース,グローバルマーケッツ&アセットマネジメントコース,不動産ソリューションコース,年金アクチュアリーコースは職務の特性上,勤務地が東京や名古屋,大阪など大都市に限定されると推測できます.興味がある場合はOBOGに聞きましょう.
基幹職(専門)⇒エリア勤務を基本的に認めてくれる
特定職⇒首都圏,関西地区限定.転勤無し.

  • 将来性

潰れることは絶対にない.経費率が高くなっており,他のメガバンクに比べれば年収は低いと言われているものの,昔から培ってきた企業の信頼は厚く,今後も安定して様々な主幹事を行っていくと予想される.また,日本全国に張り巡らされたネットワークを通じて,日本国内の投資額が高まるにつれて増益となっていくと思われる.海外のプレゼンスは低そうなので,日本中心に成長していくのではないかと予想.

  • 年収

738万円

他行に比べて言えば,
日本を重視していきたい方にはありかと思います.
収益性は悪く,海外でのプレゼンスは他のメガバンクのほうが高いので,日本の顧客を優先して行っていきたい方にお勧めする.


以上ご参考になれば.

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