【楽天の今後と将来性】成長が著しい超優良企業【企業分析】

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楽天株式会社

Amazonに並ぶEコマースを提供している楽天

就職先としてありなのかなしなのか見ていきましょう!

楽天とは?

創業:1997年
売上高:9444億円
従業員数:14,845人
本社:東京

勤務地

確率的には東京都世田谷区になる可能性が高いです.特にエンジニアはそうですね.営業職は全支店にありますが,それでも規模的に考えれば,東京勤務の割合が高いです.

事業情報

以下のグラフは特記していない限り「コーポレートレポート 2017」より引用しています.
(エクセルは資料に基づき作製したオリジナルです.)

楽天の売上高・営業利益推移は以下のようになっています.
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売上高は年々増加しています.毎年過去最高を更新していますね.基本的にすべての事業が好調ですが,特に事業を牽引しているのはeコマース(楽天市場)と楽天カードになります.また,営業利益に関しては,2011年は落ち込んでいますが,近年はかなり持ち直し,非常に高い営業利益率を確保しています.2011年に落ち込んだのは楽天カード関連の初期投資費用が多かったためです.今後は楽天市場と楽天カードによって安定した営業利益を稼ぎ出すと考えられます.また営業利益も過去最高です.また,純利益推移は以下のようになっています.
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営業利益とほぼ似たような傾向を示していますね.純利益も過去最高となっています.業績を総合しても,楽天は絶好調にあります.

楽天は以下のような事業を行っており,そのセグメント構成比は以下のようになっています.
インターネットサービスセグメント:67.1%(6803億円)
FinTechサービスセグメント:22.9%(3332億円)

なお,インターネットサービスセグメントは「国内EC」「コミュニケーション&スポーツ」「その他インターネットサービス」に3分割されています.

インターネットサービスセグメント(国内EC事業)

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楽天市場やラクマ(ラクマとフリルが統合してラクマとなりました),楽天Direct,楽天ブックス,楽天マート,楽天ビューティ等を取り扱っています.売上高は年々増加傾向にあります.インターネットサービスセグメントの中で最も割合が大きい事業です.国内EC流通総額は年々増加しています.
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日本国内でのEC事業額はAmazonと僅差の2位であり,2topを形成しています.事業の中核は楽天市場ですが,近年はCtoC事業,すなわちフリーマーケットアプリであるラクマが急成長しています.

インターネットサービスセグメント(コミュニケーションズ&スポーツ)

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楽天モバイル(MVNO提供事業)やViber(無料電話&メッセージアプリ),東北楽天ゴールデンイーグルス,ヴィッセル神戸などを取り扱っています.売上高は年々増加傾向にあります.中核事業は楽天モバイルであり,楽天モバイルはMVNO事業の中でトップシェアを占めています.
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また,近年はViberも急成長しています.ユニークID数は10億人に迫る勢いであり,「FCバルセロナ」の公式チャンネルとしても認定されています.

インターネットサービスセグメント(その他)

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残り全部を取り扱っていますが,中核的な事業を上げるとすれば,楽天トラベル,楽天アドソリューションズ事業,楽天ウェディング,みん就などがあります.売上高は年々増加傾向にあります.広告事業(楽天アドソリューションズなど)は収益の第三の柱とする予定ですが,現在は売上高が790億円しかなく,存在感が大きくないのが現状です.2021年には2000億円規模にする方針を掲げています.また,この事業の中で現状最も強いのは楽天トラベルだと推測されます.正確な数字は公開されていませんが,楽天市場及び楽天トラベルの売上高が2111億円となっているので,楽天トラベルで1000億円前後はあると考えられます.特にその成長は著しく,2017年度には国内旅行取扱高がJTBに次ぐ2番目となりました.シェアで言えば16%程度です.今までJTBの一強だった国内旅行市場を脅かす存在となっています.

FinTechセグメント

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楽天カードや楽天銀行,楽天Edy,楽天ペイ,楽天証券,楽天生命などを取り扱っています.売上高は年々増加しています.楽天カードと楽天銀行が中核事業であり,楽天カードが1266億円,楽天銀行が626億円の売り上げを計上しています.いずれも業績を順調に伸ばしていますが,特に楽天カードの成長が破竹の勢いであり,三菱UFJニコスや三井住友カードを追い抜き,国内クレジットカード市場シェアNo.1となっています.

楽天の強み

  • 高い営業利益率

近年は営業利益率を10%以上を安定して維持しており,高い経営効率性が伺えます.この高い営業利益率の御蔭で,新しい事業に積極的に投資を行うことができ,楽天の成長基盤を支えています.

  • 幅広い事業,およびそれぞれの競争力・成長性

ITのコンシューマー向けであればほぼすべてを網羅し,ファイナンスにも手を出しています.しかも,それぞれの競争力は国内EC事業は2位,MVNO事業は1位,国内旅行事業は2位,クレジットカードは1位となっており,非常に強力な布陣となっています.また,主力としているこれらの事業が成長産業であり,今後も成長していくことが見込まれています.

  • ブランド力

球団を運営していることもあって,一般認知度が非常に高く,一般人に対する訴求力が一般的なIT企業よりも遥かに高いです.培ってきたブランド力を活かして幅広い事業に取り組むことが可能となっています.

  • 会員数の多さ

楽天の何かしらのサービスを利用しているという人は非常に多い,すなわち,広告媒体として優れています.今後,テレビからインターネットへ広告主体が移っていくときに幅広いインターネットサービスを提供している楽天は強力な強みを有しています.

楽天の弱み

見た限り何か欠点があるのか?というレベルで絶好調に成長しています.強いてあげれば

  • クレジットカードの安っぽいイメージ
  • 事業が多岐にわたり,資源を集中できていない

などがあると思います.

楽天の今後

今後の施策

  • 広告事業を第三の柱へ.2021年に2000億円規模へ
  • 世界最大のスーパーマーケットチェーンWalmart(米国)との協業による事業拡大
  • 朝日火災(損害保険事業)との協業による保険事業のフルラインナップ化(旅行保険や民泊事業者保険などを提供する)
  • MNO事業(自社で回線網を有し通信網を提供する事業)への参入.2019年末に販売予定.6000億円投資.

などを行っていくようです.

キーポイント

  • 広告事業を第三の柱へ.2021年に2000億円規模へ

テレビからインターネットへ広告主体が変わっていくので,その変更分をしっかり取りきることが大事です.特に広告事業は利益率が良く,他事業への投資の基盤となるので,この規模を拡大させることでより盤石なポートフォリオを築くことができます.今のペースであれば実現できると思われます.

楽天は就職先としてあり?なし?

  • 勤務地

確率的には東京都世田谷区になる可能性が高いです.特にエンジニアはそうですね.営業職は全支店にありますが,それでも規模的に考えれば,東京勤務の割合が高いです.

  • 将来性

IT企業の中では有数の将来性を有すると思います.すべてが成長産業にあるので,下手をしない限りは順調に成長していきます.下手をする要素があるとすれば,MNO事業への参入です.正直楽天モバイルがある以上,MNO楽天ではなくMVNO楽天を利用する人が多いと思うので,そこまで利益を出すことができないと推測できます.始動直後は減益要素となり,足を引っ張るでしょう.ただ,それでも楽天全体が揺らぐものではなく,安定して成長していくのではないでしょうか.IT企業の目指すべき姿ですね.IT企業としてブランド力を高めて,ファイナンスや他事業で生きていく.この正攻法を正に体現しているのが楽天です.

  • 年収

707万円

  • その他

カフェテリアプランがあって,カフェが無料だそうですね.

コンシューマー型ITサービスに興味がある方にはありかと思います.
コンシューマー型ITサービスで一番将来性があるのは楽天ではないでしょうか.その事業も幅広く,楽天に入ることで様々な経験を積んでいけます.この分野を目指したいなら楽天は一考に値します.


以上ご参考になれば.

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www.atoq.tokyo