【ヤフーの今後と将来性】サービス総合力で一点突破企業に打ち勝てるか【企業分析】

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ヤフー株式会社Yahoo Japan Corporation

検索エンジンやニュース,ヤフオク,乗り換え案内などで有名ですね.

就職先としてありなのかなしなのか見ていきましょう!

ヤフーとは?

創業:1996年
売上高:8971億円
従業員数:6696人
本社:東京

勤務地

最大の勤務地は東京です.そのほかに大阪や名古屋,福岡にオフィスがあります.

事業情報

以下のグラフは特記していない限り「統合報告書 2018」及び「2017年度通期決算説明会資料」より引用しています.

ヤフーの売上高・営業利益推移は以下のようになっています.
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売上高は21期連続で増加しており,とどまるところを知りません.近年はM&Aも活発に行っており,飲食店・ホテル予約サイトの一休.comを1000億円で買収したニュースは記憶に新しいと思います.また,2015から売上高が急増しているのは主にアスクルを買収したこと,広告収益が増加したことに依ります.一方で,営業利益は横ばいとなっています.これは事業投資を積極的に行っているためです.新規事業が収益を上げられるまで成長しきっていないため,販管費や販売促進費用が積み重なり営業利益率は低下傾向にあります

ヤフーは以下のような事業を行っており,その事業構成比は以下のようになっています.
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なお,2015年以前はこのような事業分類がされていないので,これ以前では単純な比較を行うことができません.

メディア事業

日常生活に欠かせないサービスを提供し,広告によって収益を得る事業です.広告主体は検索連動型広告「スポンサードリーチ」,ディスプレイ型広告「Yahoo! ディスプレイアドネットワーク(YDK)」「プレミアム広告」です.サービスは基本的にYahooが提供するサービス全てであり,雨雲レーダー,タイムライン,動画,モバイルペイメント,ヤフオクなどがあります.
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メディア事業の主な収入源である広告関連売上収益は年々拡大を続けています.また,その特徴としてスマートフォン比率が徐々に拡大し,現在では過半数を超えています.ここに対応していくことが重要になってきそうですね.

コマース事業

eコマース関連サービス(オークション関連,ショッピング関連),会員サービス(「Yahoo!プレミアム」「Yahoo!BB」など),決済金融関連サービス(「Yahoo!JAPANカード」,「YJFX!」「ジャパンネット銀行」),アスクル,一休などを取り扱っています.売上高自体はショッピング取扱高や決済額の増加に伴って堅調に推移しています.
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ヤフーはYahoo!ショッピングやヤフオクでの出展料を取りやめ,広告による収益を主とすることを掲げたことでも注目を集めています.その他で言えば,eコマース国内流通総額が2.1兆円(13.7%増加),「Yahoo!プレミアム会員数」1979万人(56.9%増加),クレジットカード有効会員数468万人(29.8%増加)と華々しい業績を築いています.

ヤフーの強み

  • 100を超えるサービス提供

ヤフーの強みは何といってもこれだと思います.サービス提供数が100を超えており,スマートフォンアプリ累計ダウンロードランキングではgoogleを抜いて1位となっています.こうした結果,月間ログインID数は4000万を超えており,膨大なサービス提供から得られるビッグデータは質や量の面で競争的優位を獲得しています.

  • 高い収益力

積極的な新規事業展開や投資に伴って営業利益率は落ちてきているものの,まだ20.7%もの営業利益率をたたき出しています.勿論スマホゲームを当てているような絶好調なIT企業の50%前後の営業利益率には及びませんが,この売上高規模で20%の営業利益率を維持しているのは非常に強みです.

  • ブランド力

IT企業の中では創業が昔(20年程度前)であり,醸成されてきたブランド力があります.安心感があり,変化に疎い中年~高齢者への訴求力は非常に強いものがあります.

ヤフーの弱み

  • 日本限定の事業

基本的に日本限定の事業しか行っていません.恐らくYahoo本社からとの関係でそうなっていると思われますが,そうなってくると成長性が非常に限定されてしまいます.今後Yahoo本社との協議していく必要があるでしょう.

  • 強力な競合他社

オークションで言えばメルカリ,ECサイトで言えばAmazon,動画ならAbemaやyoutube,ニュースならグノシーやスマートニュース,決済ならLine Payなどそれぞれ強力な競合他社が存在しています.正直それぞれのサービスで見た場合,ヤフーが優位である場面は少ない.ヤフーでしか実現できない付加価値をつけていく必要があります.

ヤフーの今後

今後の施策

  • eコマース(物販)取扱高No.1を目指す
  • インターネット広告売上収益No.1を目指す
  • モバイルペイメント取扱高No.1を目指す
  • データフォレスト構想(ビッグデータ利用による企業支援)

などを行っていく方針を掲げています.

キーポイント

  • データフォレスト構想(ビッグデータ利用による企業支援)

弱みで上記したように,既存のサービスのままでは新興サービスに取って代わられる可能性が出てきます.そのためにはヤフーでしかできない付加価値提供を行っていく必要があります.総合サービス提供企業であるヤフーだからこそできる,質の高いビッグデータ解析から得られるユーザ毎のコンテンツ最適化がカギとなってくると思われます.こうしたコンテンツ最適化が実現できれば利用者が増加し,データフォレスト構想を組み合わせればさらに質が高まります.ユーザにとっても企業にとってもプラスになる正にヤフーならではの技術であり,データフォレスト構想は今後の成長を支える重要事業です.

ヤフーは就職先としてあり?なし?

  • 勤務地

最大の勤務地は東京です.そのほかに大阪や名古屋,福岡にオフィスがあります.

  • 将来性

今後10年で潰れることはまずない.ただしその後は今の頑張り次第といったところ.他サービスに負けない総合サービス企業としての地位を確立できるかにかかっています.

  • 年収

766万円

特定分野に囚われず,幅広いサービスに携わりたいと考える方にはありかと思います.
ヤフーと強みはそのサービスの多さであり,そこに魅力を感じる方が行くべきでしょう.また,こうしたサービスの多さからデータサイエンスをしたい方には最適な環境なのではないでしょうか.


以上ご参考になれば.

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www.atoq.tokyo